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インバウンド 第2407号《2007年2月3日(土)発行》  

東武鉄道などが外客向けネット決済を開始
 東武鉄道と東武トラベルは1月28日から、外国人旅行者向け特急券と宿泊プランのインターネット決済を始める。特急料金の割引や東武オリジナルの宿泊プランなどの提供で利用者増を狙う。

 サイト名は東武鉄道外国人向けディスカウントパス。2月1日利用分から取り扱いを始める。商品は利用日の4日前までの発売となる。

 特急券については外国人向け割引乗車券との同時購入により、料金を2割割り引く。例えば、浅草~東武日光・鬼怒川温泉間では土休日1400円が1120円となる。

 また、オリジナルの「日光温泉・鬼怒川温泉の宿泊プラン」や、割引乗車券との同時購入による日光・鬼怒川温泉地区のお得な宿泊プランも発売する。

 ネット決済完了時に表示される決済完了ページ(予約完了番号が記載)を印刷、浅草駅構内にある外国人旅行センターに持っていけばチケットと交換する仕組み。


JTB北海道、豪人向け英語観光バスツアー発売
 JTB北海道は、ニセコ発で札幌や小樽へ行くオーストラリア人個人客向けの英語観光バスツアーを発売した。これまで1人以上で申し込めるニセコ発着の観光バスはなく、初の商品化となる。

 ニセコ地区には年間約9千人のオーストラリア人がスキーで訪れ、年々その人気が高まっており、道内の他の地区への観光を希望するニーズは高いという。発売コースは「雪祭りを含む札幌定期観光」と「小樽雪あかりの路を含む小樽夕景定期観光」「ニセコ・札幌往復直行バス」の3つ。いずれも2月の一定期間のバス運行。

 同社では「販売状況を見てコース設定・本数などを増やし、定着させたい」と意欲を見せる。


日観連が外客向けパンフ作成
 日本観光旅館連盟はこのほど、外国人宿泊客に日本旅館の利用方法を説明したパンフレット(写真)を会員旅館向けに作成した。表記は英語、韓国語、中国語(繁体字、簡体字)。

 政府のビジット・ジャパン・キャンペーンの推進などをふまえ、会員旅館の間には外客を積極的に受け入れている施設が増え、今後誘致しようという施設も多いことから初めて作成したもの。 

 全ページにイラストがあり、宿泊料金や税金、和室や和食について解説したほか、大浴場、和式トイレ、浴衣の利用方法などを説明。日本語表記もあり、日本人向けにも利用でき、会員旅館に好評だ。


ロスで世界遺産の木造建築PR
中井教善師

 法隆寺や日光東照宮、姫路城など、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている日本の代表的な木造建築を紹介し、観光客を誘致しようというイベントがこのほど、米ロサンゼルス市の日米文化会館で開かれた。米メディア関係者や旅行会社をはじめ、日本文化に関心の深い米国人や日系団体のメンバーら約550人が参加した。

 このイベントは「日本の木造世界遺産観光フォーラム」で、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)事業の一環。昨年1月のパリに続き2カ所目となる。国土交通省と、日本「木造の世界遺産」市町村連絡協議会(奈良市や斑鳩町など5市町で構成)主催。アジア太平洋観光交流センターが企画運営し、国際観光振興機構が協力した。

 冒頭、映像で木造世界遺産と宮大工の技術が紹介された後、主催を代表してあいさつした島崎有平近畿運輸局長は「日本の文化について理解を深めていただき、訪日のきっかけにしてもらいたい」と呼び掛けた。

 基調講演で西村幸夫東大大学院教授が「使用木材のヒノキは耐性に優れ、伐採後500年間は強度が増し、次の500年で元に戻るため、最低1千年は耐久性がある」などと話すと、会場から驚きの声が上がった。また5市町がそれぞれの世界遺産建築を紹介した。最後は、法螺貝を吹きながら入場した山伏姿の中井教善師(吉野大峯山護持院喜蔵院住職)による講演で締めくくった。

 フォーラム後の交流会には米国関係者約200人が参加。「木造建築の素晴らしさを再認識した」「ぜひ訪れて実物を見てみたい」などの声が聞かれた。


06年の訪日客が700万人突破
 国際観光振興機構(JNTO)は1月26日、06年の訪日外客数と出国日本人数の推計値を発表した。訪日外客数は前年比9.0%増、過去最高の733万4千人を記録し、史上初めて700万人の大台を超えた。出国日本人数は、年間で史上2番目の1753万5千人を記録した。

 JNTOの中村稔理事長は、「07年は800万人を目指す。これが達成できれば、9%の伸び率。切りの良い目標を掲げて進めていきたい」と達成への意気込みを語った。

 訪日外客数は、06年のビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)重点12市場からの訪日客数が、訪日外客全体の87.9%を占め、12市場のうち7市場(韓、台、中、タイ、シンガポール、加、仏)で過去最高となった。中でも、韓国は前年比21.2%増、中国も24.3%増など20%を超える大きな伸びを示した。各市場の特徴は次の通り。

 訪日韓国人は、円安基調、査証免除、航空網の拡充などにより、史上初の200万人台の211万7千人を記録。訪日中国人は、団体観光査証の発給地域の中国全土拡大、訪日クルーズツアーの催行、航空網の拡充などにより、80万人台の81万2千人を記録。訪日シンガポール人は、JNTOがシンガポール事務所を開設し、本格的なPRに着手した結果、史上初の10万人台、11万6千人を記録。

 一方、欧米からの訪日客は愛知万博開催の揺り戻し、日本経由客の減少、訪中旅行の需要増などにより伸び悩んでいる。

 出国日本人数は、円安基調が続き、海外旅行に割高感が働いたが、中国、台湾への旅行者が増加した結果、出国日本人数は前年並みを維持した。

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