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地域観光 第2422号《2007年5月31日(木)発行》  

呉市の「大和ミュージアム」、入館者300万人突破。開館から2年1カ月での快挙
大和フェスタ


 広島県呉市にある海事歴史科学館「大和ミュージアム」で20日、ミュージアム屋外の広場を活用して「大和フェスタ」が開かれた。この日で入館者300万人を達成し、記念すべき日となった。

 フェスタでは、館内で行われているサイエンスショーや地域の特産品を集めた物産展のほか、広島出身の歌手・原田真二さんが戦艦大和をイメージした歌を披露した。

 ミュージアムは05年4月開館。大和の10分の1の模型が人気を呼び“大和ブーム”を巻き起こした。300万人達成は開館から2年1カ月での快挙となる。

 また、ミュージアムに隣接して今年4月に開館した海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)も19日、10万人の入館者を記録した。「ゴールデンウイークは非常に混雑した」(市観光振興課)という。



えちぜん鉄道が「サイクルトレイン」運行

 えちぜん鉄道(福井市)は、電車に自転車を持ち込める「サイクルトレイン」=写真=の運行を始めた。10月28日までの日曜日と祝日のみ利用できる。期間中の運行本数は105本、利用可能な駅は福井、あわら湯の町、勝山など11駅となっている。

 サイクルトレインは、昨年7月末から10月末までの日曜・祝日に試験的に運行し17日間で185人が利用した。サイクリングで散策を楽しむ人や家族連れに好評だったため今年は、利用期間と駅数を増やした。

 利用可能な時間帯は、午前7時~午後7時まで。1両編成の場合、約6台を運べる。自転車の持ち込み料は1台当たり200円で当日限り有効。自転車を無料で貸し出すレンタサイクルも福井駅以外の利用可能な駅で準備している。旅行者などでも最寄りの駅で自転車が借りられる。

 同社はサイクルトレインを利用した、沿線の観光地などを巡るモデルコースも紹介。例えば「湯の郷と湖畔コース」は、あわら湯のまち駅出発で北潟湖、ハミングロード、藤野厳九郎記念館、セントピアあわらを巡る。散策に便利な、乗り降り自由の1日フリー切符も用意している。

 えちぜん鉄道の久保浩光氏は、「これから夏に向けてサイクリングシーズンとなるので、この機会にサイクルトレインを利用して爽やかな風に触れてほしい」と語っている。



南紀くろしお商工会が共通入浴手形を販売、旅館15軒で使用可能
入浴手形


 和歌山県那智勝浦町と太地町の商工会が今年の4月に合併して誕生した、南紀くろしお商工会(森川起安会長)は、町の活性化を目的に両町の15カ所の宿泊施設や公衆浴場で3回分の入浴ができる共通入浴手形を販売している。

 手形が使用できるのは、ホテル浦島、源泉旅館もみじや、サンかつうら、湯川温泉さくら湯、花いろどりの宿花游など15軒。

 手形は、首にかけるひもが付き、紀州材で作った木目調のだ円形で全長は約15センチ。表に「八咫烏」の焼印が押されている。各施設専用のスタンプを手形の表に押す。

 有効期限は、発行日から半年間。同商工会と那智勝浦観光協会が指定している15カ所の宿泊施設などで販売。販売対象は観光客と新宮市、東牟婁郡内の居住者以外の人。販売価格は、1300円。3千枚を用意している。



横浜市、JRと組んで09年に大型観光キャンペーン実施へ

 09年に横浜開港150周年を迎える横浜市。観光客を呼び込むチャンスととらえ、JRグループ6社と共同で大型観光キャンペーンを実施する。09年6月1日から8月末まで集中的にキャンペーンを行い、09年は観光入り込み客数5千万人の達成を目指す。

 JRグループによるデスティネーションキャンペーン(DC)は、通常都道府県単位で行われており、1都市単独は毎年定例で実施している京都市だけ。今回の例は極めて珍しく、市は「国内最大級の大型観光キャンペーン」(経済観光局)と強調する。

 「横浜・神奈川DC」は6月2日の開港記念日にあわせ、夏休みシーズンを中心に実施。JR6社と連携し、駅や電車内にポスターを掲示するほか、テレビの旅番組や旅行雑誌なども使って全国にアピールする。

 市はDCにより、(1)通常のキャンペーンとは比較にならない規模(JRの事業だけでも媒体換算で10億円を超える規模)の広告宣伝が可能(2)首都圏4300万人を背景にした都市型大型キャンペーンとなり、日帰り客やリピーターの増加が見込まれる──などの効果があると見ている。

 7月には市や横浜観光コンベンション・ビューロー、観光関連事業者などから成る「ヨコハマ観光プロモーション推進協議会」(仮称)を立ち上げ、具体的な実施・資金計画の策定、受け入れ態勢の整備、観光資源の掘り起こしなどを行う。

 また、08年6月には1千人規模の参加を見込んだ「観光戦略プレゼンテーション」(全国宣伝販売促進会議)を開く。



島根県出雲市が「ぜんざい」でまちおこし、有志で「日本ぜんざい学会」も立ち上げ

 島根県出雲市で「ぜんざい」を新たな食文化に育て、誘客の目玉の1つにしようという動きが出ている。2月には「日本ぜんざい学会」が立ち上がり、10月31日を日本記念日協会の「出雲ぜんざいの日」にも登録した。「ぜんざい発祥の地出雲」(出雲観光協会)を全国にアピール、出雲観光にプラスアルファをつける。

 ぜんざい学会の広報担当を務める観光協会の早川正樹誘致開発マネージャーによると、ぜんざいは出雲地方の「神在餅」に起因している。「出雲では旧暦10月に全国から神々が集まり、出雲大社では神事・神在祭が執り行われる。その際に振る舞われたのが神在餅。このじんざいがなまってぜんざいになり、京都に伝わった」という。

 ぜんざい学会会長には出雲ステーションホテルの田辺達也社長(観光協会理事)が就任。「和の食文化、ぜんざいの歴史と味覚を世界に発信し、あわせて出雲の魅力を広く伝える」のを目的としている。

 6月中旬には記念日登録と学会設立総会を兼ねたパーティーも予定。今後「ぜんざいグッズ」といったぜんざいにちなんだ商品開発を行う一方、観光施設や食事処、商店街などでぜんざいを提供するよう協力を呼びかけていく考えだ。


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