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地域観光 ■第2441号《2007年10月20日(土)発行》  

石見銀山の周遊観光促進へタクシー使った実証実験始まる
 島根県や大田市観光協会などで結成する石見銀山交通問題検討委員会は、19日から11月25日までの金、土、日曜日を中心に、石見銀山と周辺観光地の三瓶山、温泉津温泉を結ぶ予約制乗り合いタクシー「ぐるりんタクシー」を試験的に運行する。石見銀山と周辺の観光地をめぐる公共交通は十分に整備されていない。同実証実験で観光客のニーズや運行の採算性を探る。

 ぐるりんタクシーは仁摩町経由の「銀山〜温泉津」と「銀山〜三瓶山」の2ルートを設定。民間のタクシー会社2社が交代で運行に携わり、各ルートを1日3往復する。温泉津ルートは銀山の外交として栄えた「沖泊」、仁摩サンドミュージアム」などを巡る。三瓶山ルートは「三瓶小豆原埋没林公園」「島根県立三瓶自然館サヒメル」などを巡る。

 料金は銀山〜温泉津までの片道が大人1人1千円。銀山〜三瓶山までの片道が大人1人1500円。

 大田市の産業振興部観光担当によると、石見銀山を訪れた9月の観光客の入り込み数は8万5700人。「現状では十分な駐車場がなく、交通のアクセス向上を目指していきたい」と力を込める。今後については「実証実験の結果を見て、民間のタクシーがどこまでやれるのか、行政としての補助ができるのかを検討していきたい」と話している。


来年のNHK大河ドラマ「篤姫」に合わせ、篤姫館開設 鹿児島市
「篤姫館」のイメージ

 来年1月から放映されるNHK大河ドラマ「篤姫」に合わせて、鹿児島市の複合商業施設ドルフィンポート内にオープンする「篤姫館」の概要がこのほど、実行委員会(会長=森博幸・鹿児島市長)から発表された。開設期間は来年1月6日から09年1月12日まで。江戸城大奥の再現コーナーやドラマに使われた衣装などを展示。篤姫ゆかりの地なども紹介し、鹿児島を全国にアピールする。

 コンセプトは、「篤姫の道、薩摩のこころ」。鹿児島城下に生まれ、第13代将軍徳川家定の御台所となった篤姫の生涯に加え、明治維新に薩摩が果たした役割などを紹介。観光拠点として全国に鹿児島をPRするほか、住民に郷土の歴史を再認識してもらう。

 篤姫館の広さは約400平方メートル。展示は3部構成になっている。「『篤姫』絢爛豪華な女たちの世界」の部では、大奥の御鈴廊下をモチーフにしたエントランスに、襖や欄間、調度品、桜を配した坪庭を設置し、大奥のイメージを再現。大河ドラマの登場人物や当時の時代背景などを紹介する。

 「『薩摩から江戸へ』幕末シンデレラストーリー」の部では、篤姫の実家である今和泉島津家について解説。ドラマの撮影に使われた衣装などを展示する。

 「『そして近代へ』篤姫の道、薩摩のこころ」の部では、徳川幕府の終えんと晩年のエピソードを紹介するほか、鹿児島県内の篤姫ゆかりの地や地域の特産物や工芸品を展示する。

 入館料は大人(高校生以上)500円、小人(小中学生以下)250円。15人以上の団体は大人400円、小人200円。

 鹿児島市、鹿児島県などが事業費1億7600万円をかけて設置。期間中の入館者は約20万人を見込む。


来年は瀬戸大橋開通20周年、観光振興の起爆剤に 四国観光立県推進協議会
あいさつする梅原会長

 四国4県とJR四国で組織する四国観光立県推進協議会(会長=梅原利之・JR四国会長)は10日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで旅行業者対象の観光プロモーション会議を開き、瀬戸大橋の開通20周年など、来年の各県の話題を提供、商品化と多くの送客を求めた。

 瀬戸大橋開通20周年では、香川県が様々な記念イベントを企画。目玉のひとつに「橋上マラソン」を4月に予定している。同県ではこのほか、オリーブ栽培成功100周年、ハマチ養殖成功80周年の記念事業をそれぞれ小豆島、東かがわ市を中心に開催する。

 徳島県は、ドイツ人捕りょにより日本で初めて第九が演奏されて90周年を迎えるにあたり、記念のコンサートを来年6月1、2日、鳴門市文化会館で開く。

 高知県は3月1日から09年2月1日まで、「花・人・土佐であい博」を開催する。特定の会場を設けず、県内各地で花、食、体験などの地域資源を使った特別イベントを行う。

 愛媛県では県立とべ動物園(砥部町)を「見せる動物園」として改装する。

 協議会の梅原会長は「四国は日本の原風景を最も色濃く残している地域だ。来年は瀬戸大橋開通20周年、明石・鳴門ルート全通10周年、しまなみ海道開通10周年という記念の年。『心のふるさと、いやしの四国』にぜひご送客を」とあいさつした。
 

熊本県、関西地区で観光アピール
イベントも開催

 熊本県の観光と物産展が5〜8日、大阪府豊中市の大型商業施設「せんちゅうパル」で開催された。主催は熊本県産業振興協会、共催は熊本県観光連盟。2011年春の九州新幹線の全線開業をにらみ、関西地区に熊本観光や物産をPRした。

 会場には、観光コーナーが設けられ、九州新幹線の全線開業で利便性が向上する関西圏からのアクセスを大型パネルで紹介。ミニステージでは、熊本の名水などを使った「利き水」イベント、邦楽家の二代目福島竹峰さんによる「おてもやん」「キンキラキン」などの郷土民謡ステージも行われた。

 熊本国際観光コンベンション協会、天草宝島観光協会、玉名観光協会などがブースを出展。玉名温泉をはじめ、来年5月まで開催されている「熊本城築城400年祭」や城下町を観光ボランティアガイドの案内で散策する「熊本さるく」、与謝野寛(鉄幹)など5人の歌人や詩人の来訪にちなんだ天草の「五足の靴」来島100周年記念キャンペーンなどを紹介した。


 
バス進入規制周知へ11月を強化月間に 修善寺温泉

 静岡県の修善寺温泉は4月から温泉街へのバス進入規制を実施しているが、周知に向け、11月を強化月間とすることを決めた。

 温泉街中心部は道幅が狭く、観光シーズンには車両集中による交通渋滞が起きていた。そのため、修善寺温泉開湯1200年祭実行委員会は温泉街東側にバス受け入れ駐車場を整備、中心部へのバス進入の自粛を関東や中部、東海エリアのバス協会加盟社に対し協力を呼びかけていた。

 進入禁止区間はバス温泉駅から西向きに約500メートル。「観光バスは三島方面からは越路トンネル手前、下田方面からはトンネルを出てすぐの、ホテル桂川入り口を西進600メートルにある専用駐車場を利用してほしい」(同実行委)としている。駐車場利用料は、バスが1千円、普通車500円。

 11月1日から12月2日までを強化月間として、ガードマンによる誘導を行う。規制は来年3月まで実施する。

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