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  旅館・ホテル ■第2460号《2008年3月15日(土)発行》  

山形・高見屋旅館が台南で食と文化フェア
同旅館名が入った大看板

 山形県内で旅館などを経営する高見屋旅館(岡崎重弥社長)は7日から、台湾・台南市内のホテルで「山形の食と文化フェア」を始めた。ホテル内の日本料理店などで郷土料理などを提供。山形の魅力を食を通して紹介し、台湾からの個人客の取り込みを図る。

 フェアは同社が提携する台南大億ランディスホテルで開催。同ホテル内の日本料理店で山形の郷土料理「芋煮」や地酒などを提供する。4月30日まで。

 提供メニュー作りにあたっては、同社が経営する蔵王温泉の旅館「深山荘高見屋」の総料理長らが現地に入り、調理技術を指導。岡崎社長も事前に下見を行い、現地の食材を利用しながらも「日本の季節感を盛り込んだメニューを実現した」(岡崎社長)。メニューは好評で、初日の7日には満員になるほどの人が訪れたという。

 蔵王温泉は比較的大型旅館が少ないことから、個人手配旅行(FIT)に注力する。同フェアも比較的裕福な個人客の取り込みを狙ったもの。ハイクラスホテルで直接山形の食と文化をアピールすることにより、「蔵王地域への富裕層客誘致につながれば」と岡崎社長は期待する。

 今後も台湾各地や中国にあるランディスホテルグループとのフェア共催や、山形のソバのPRなどを積極的に実施し、FIT層に訴えていくという。


バンダイナムコHD、湯の川観光ホテルの株式売却

 バンダイナムコホールディングス(HD)はこのほど、ナムコの子会社、湯の川観光ホテル(函館市、刈田真司社長)の株式を旅館・ホテル経営のスタディー(東京都、木下泰一社長)に売却すると発表した。売却額は未定。

 バンダイナムコHDは99年に同ホテルを連結子会社化し、株式の93.6%を保有しているが、今回全株式を売却する。

 同ホテルは59年6月に設立。資本金1億円、従業員68人、客室約200室の規模。07年2月期は15億5200万円の売上高だが、営業利益は1億5800万円、経常利益は1億6900万円、当期利益は13億7100万円の損失だった。



日観連東京支部と都旅組が研修会、宿泊業の方向性探る
講師の立川氏

 日本観光旅館連盟東京支部(斉藤源久支部長)と東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(潘桂華理事長)は7日、東京都千代田区の全国旅館会館で合同の春季研修会を開いた。両団体から23人が参加。事業経営コンサルタントでTSKプランニング代表取締役の立川正吾氏の講演などがあり、今後の宿泊業の方向性などを学んだ。

 立川氏の講演のテーマは、「これからの宿泊事業とその再生について」。立川氏は、経済的に余裕があるターゲット層として、定年退職を迎える団塊の世代と、両親から遺産を相続する世代の40歳代前後を挙げ、「今後の旅館経営では、この客層が一番のポイント」と指摘した。

 この2つのターゲット層を取り込むためには、旅行者を魅了するエンターテイメント、ゲーム、ソフト、サービスが重要で、その英単語の頭文字を取って「『EGSS』の構築が欠かせない要素だ」と語った。

 研修会ではこのほか、国土交通省観光事業課の花角英世課長が講演した。



一休、オークウッド・ジャパンの予約取り次ぎ業務を開始

 一休は5日、高級サービスアパートメント運営のオークウッド・ジャパン(東京都千代田区)が都内で展開する全9施設の予約取り次ぎ業務を始めた。一休.comで滞在予約をできるようにした。

 日本人滞在客増を狙うオークウッド・ジャパンと富裕層向け高級施設の拡充を狙う一休との思惑が一致した。

 サービスアパートメントとは、家具、家電、コンシェルジュ付きの高級賃貸マンスリーマンションのこと。ビジネス出張者や個人旅行客などを利用者層に想定している。

 オークウッドワールドワイド(米国、カリフォルニア州)は北米、アジア、欧州でサービスアパートメントを展開している。オークウッド・ジャパンは、オークウッドのアジア部門を受け持つオークウッド・アジア・パシフィック(シンガポール)と三井不動産の合弁会社。オークウッドプレミア東京ミッドタウン、オークウッドレジデンス麻布十番など都内で9施設を運営している。

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