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商品・設備 ■第2509《2009年4月4日(土)発行》  

檜創建、新製品「八景」発売

 主に木製浴槽の製造、販売と浴室の設計を行なう檜創建(岐阜県中津川市)はこのほど、浴槽の新製品「八景」=写真=を発売した。  同社のモダン和風を演出する「わのゆ」シリーズ。ベースにはFRP(繊維強化プラスチック)を採用し防水性を高めた。FRPの下地には木を使っているので保温性もある。

 仕上げ材は木、鉄、琺瑯(ほうろう)、陶器、石など自由に組み合わせられる。形状は八角や四角、丸、楕円など豊富なバリエーションに対応する。

 ユニットタイプなので、従来に比べ短期間で施工できる特徴もある。

 「和風な落ち着きと豪華さを感じられる個性あふれる風呂」と同社。「旅館・ホテルの貸切風呂などの新設、もしくはリニューアル時に提案したい」という。

 問い合わせ先は、檜創建(TEL0573・75・5400)。


書評「新しい視点の観光戦略」

新しい視点の観光戦略─地域総合力としての観光─
油川洋、三橋勇、青木忠幸、長瀬一男共著

 「1次産業(農業)、2次産業(食品加工)などすべての産業が、観光の対象となり得る」と本書。この意味で観光は総合産業だと指摘する。さらに観光立国実現のために国や地域が課題とする問題を指摘、国際競争力のある観光地づくりや人材育成の推進を説く。

 温泉や旅館、外国人誘致を切り口とした地域活性化戦略のほか、外国を例に用いた新たな観光の動きなども記載。従来とは異なる総合的視点で捉えた観光政策と現場を踏まえた観光戦略をまとめている。

 構成は8章。1章が総論としての観光政策と振興策、2章は観光政策の決定と外国人観光客の温泉観光誘致戦略、3章は観光の時代要求と余暇施設の変容、4章は中央アジアの現状とウズベキスタンの展望、5章は温泉旅館経営の現状と課題、6章は温泉旅館の経営戦略、7章は温泉観光地の現状と課題、8章は地域を振興させる観光戦略──となっている。

 「日本各地では温泉を観光振興の要としている」と断言する著者は、温泉を中心にした地域振興と、温泉旅館の再生策などについても掘り下げている。温泉地への観光客誘致はもとより、「もてなし」の心で旅客を迎える温泉文化のアピールは、外国人に日本の文化を理解してもらうためにも有効だと訴える。

 温泉旅館の活性化にも言及。旅館の体質改善や自己点検、景気の流れを読むことが重要で「収支のバランスを崩してまでの低宿泊料金の設定は得策でない」とくぎを刺す。企業間、異業種間での連携や危機管理も留意点として挙げている。


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