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インバウンド ■第2528号《2009年8月29日(土)発行》
KNT、訪日パッケージ商品を発売
台湾向けは旅館を中心に28軒をラインアップ
近畿日本ツーリスト(KNT)は20日、増加するインバウンド需要の取り込みを図ろうと、欧米や英語圏のアジアの外国人を対象とした国内パッケージ商品「ジャパン マイ プラン」を発売した。同社国内企画商品ブランド「メイト」の宿泊在庫を利用した。同社では先行して8月上旬から台湾向けのパッケージ商品を販売しており、手配旅行よりも価格を抑えた商品群が充実。27日にオープンした訪日客向け宿泊予約サイト「JTO」と合わせ、外国人への訴求力を高める考えだ。
ジャパン マイ プランはホテルを中心に31施設が参画。訪日客に人気のある、東京、京都、立山黒部アルペンルートなど8方面、14コースを用意した。いずれも成田、東京発着。より手軽に申し込めるようJRや航空機に宿泊を組み合わせたうえ、一部のコースを除き1人から催行し、毎日出発可能にした。
例えば、「高山3日間」のコースの場合、東京発着で往復の新幹線と特急、宿泊がセット。宿泊先は、ホテルアソシア高山リゾート、飛騨亭花扇、ひだホテルプラザ、飛騨高山ワシントンホテルプラザを用意した。料金は1人3万7400〜6万8800円。
一方、台湾向けに出した中国語・繁体字商品は「日本精選旅館飯店特集」。旅館を中心に28施設をラインアップする。
いずれの商品も同社の約40カ所の海外拠点や海外の提携旅行会社など、合計200カ所以上で販売する。販売店が海外各地と成田の間の航空券をセットし、それぞれ旅行代金を設定する。「パッケージ化してあるので、手配旅行よりも手配の手間がかからず、提携旅行会社の業務効率化にもつながる」とKNT。
今後は中部、関西の各空港発着商品のほか、韓国向けのハングル語、中国向けの中国語・簡体字商品の発売も行う予定。訪日パッケージ商品のブランドは今後、繁体字商品も含め、ジャパン マイ プランに統一する方針という。
販売目標は、英語版ジャパン マイ プランが来年9月までに1千人、日本精選旅館飯店特集は09年内で1千人。
7月の訪日外客、23%減の63万人
日本政府観光局(JNTO)は25日、今年7月の訪日外客数が前年同月比23.3%減の63万3千人だったと発表した。12カ月連続の減少で「主要12市場もすべて減った」としている。新型インフルエンザの感染拡大や景気低迷による旅行の手控え、円高などが影響したと見られる。
国・地域別に見ると、韓国は同28.4%減の17万300人。昨年11月から6月までは毎月4〜5割減の状態が続いていたが、7月は下げ幅が縮まった。
台湾は同25.5%減の11万5700人。「経済不況が深刻化しており、雇用環境も悪くなっている。外国旅行の需要も縮小傾向」(JNTO)にあり、増加に転じる可能性は低いようだ。香港も同25.8%減の4万9千人と低迷。
中国は同32.8%減の6万8千人に。世界的な景気低迷の影響を受け、商用旅行(出張)やインセンティブ旅行などの支出が削減される傾向にある。
米国は同3.6%減の7万400人。16カ月連続減。旅行需要は全般的に落ち込んでいるものの「訪日旅行に関しては減少が長く続いてきたことから、下げ止まりの兆しが見えている」とJNTO。
欧州については、イギリスやドイツなども2ケタ減となり、「昨年11月以降、減少と微増が入り混じった状態で推移してきた」(JNTO)フランスも7月は同5.6%減と落ち込んだ。
出国日本人数は同3.2%減の128万9千人で、「4月を除くと、07年2月以来、減少基調が続いている」という。
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