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旅館・ホテル ■第2529号《2009年9月5日(土)発行》  

日本の長寿企業ベスト3に山梨 慶雲館
 東京商工リサーチがこのほど発表した創業100年を超える国内長寿企業の中で、山梨県の西山温泉慶雲館(深澤雄二社長)が創業1304年で全国3位にランクされた。旅館は同館を含めて5社がトップ10に入り、健闘が目立っている。

 慶雲館は慶雲2年(705)、藤原鎌足の長男、藤原真人が狩猟の途中に偶然温泉を見つけたのが起源とされている。その後、武田信玄や徳川家康も入湯、「信玄公、家康公の隠し湯」と呼ばれるなど、多くの伝説が残っている。

 長寿企業トップ10にはこのほか4位に創業1292年の古まん(兵庫県豊岡市)、5位に同1291年の善吾楼(石川県小松市)、8位に同1009年のホテル佐勘(宮城県仙台市)、10位に同875年の夏油温泉(岩手県北上市)がランクインしている。



南紀勝浦温泉の6旅館が環境ISO取得
表彰状を手にする6旅館の関係者

 和歌山県・南紀勝浦温泉の6旅館が環境ISO14001をグループ取得。認証取得式が8月27日にホテル浦島で開かれた。取得したのは、ホテル中の島、ホテル浦島、万清楼、かつうら御苑、ホテルなぎさや、勝浦観光ホテル。

 6館はいずれもJTB協定旅館ホテル連盟に加盟しており、同連盟の支援のもと約1年をかけて取得に取り組んできた。

 認証取得式で取得プロジェクトの委員長、ホテル中の島の西浦博社長は「全従業員の理解と出入り業者の協力があって今日を迎えることができた。環境対策や地産地消を推進し、世界遺産を大切にする、自然にやさしい南紀勝浦温泉にしたい」と苦労話を交えながらあいさつした。来賓には那智勝浦町長も出席していた。



近旅連長野支部、クルーズ船上でPRイベント
代表者が地域ごとにPR

 近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(近旅連)の長野支部(春原良裕支部長)は8月26日、東京湾を航行するクルーズ船「シンフォニー号」の船上で、KNTグループ社員に長野の魅力をPRするイベント「ザ信州Day」を開いた。2時間半の航行中、支部のメンバー25人は、KNT社員に旬の観光情報や物産をPRし、送客への協力を求めた。

 同支部が首都圏のKNT社員を対象にしたイベントを開くのは今年で3回目。昨年までは東京・秋葉原のKNT本社を会場に、出入り自由の形式で足湯体験やフルーツの試食などの企画を行ってきたが、今年はクルーズ船を会場に着席形式の説明会に変更。「造成、販売に携わる方にじっくりと集中的に信州をアピールできるようにした」(春原支部長)。KNTグループからは、KNTツーリスト社員やKNTの造成部門担当者など約60人が参加した。

 イベントでは、同支部の地域の代表者が、地域の現状や今後の観光トピックを紹介。来年4〜6月に開催される、7年に1度の祭り「御柱祭」をPRする御柱宣伝大使の武井美緒さんは、御柱祭の「木やり唄」を披露。木やり独特の高音で会場をわかせた。

 信州名物の「おやき」や巨峰のほか、信州サーモンを使ったパスタや地元産の野菜や肉を使った料理も提供。参加者は信州の味の魅力とともに、支部関係者から地元の最新の観光情報に触れた。

 春原支部長は「今年の信州は、善光寺の御開帳に過去最高の637万人が来るなど盛り上がったが、その後は落ち込んでいる。来年は御柱祭に加え、10〜12月にはデスティネーションキャンペーンもある。ぜひ信州へ送客を」と力強く訴えた。



全旅連、初の若手経営者研修会開く
リクルート・冨塚氏の講義

 全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連、佐藤信幸会長)は8月26、27日、東京のリクルートG7ビルで若手旅館・ホテル経営者と後継者対象の初の研修会「宿経営ビジネススクール」を開いた。都道府県旅館組合の青年部長、若手経営者ら約30人が受講。会を共催したリクルートの幹部らから、経営者に求められるリーダーシップやマネジメント論、インターネットビジネス、顧客満足度向上のノウハウなどを学んだ。

 初日はリクルート旅行カンパニーの冨塚優執行役員・旅行カンパニー長が「21世紀の経営者に求められるリーダーシップとは」「21世紀の経営における人材育成」をテーマに講義。リーダーシップとマネジメントの定義を受講者とともに考えるとのスタンスで講義を進めた。

 冨塚氏はリーダーに求められる力として「必要な資源を利害関係者から引き出せる」「必要な変化を関係する人に引き起こし、その変化を継続させることができる」などと指摘。また、「リーダーには『技術・スキル』と『覚悟・マインド』が必要。2つが相まって人を引き付ける力になる」などと持論を述べた。

 このほかリクルートの出木場久征(旅行カンパニーじゃらんnet編集長)、河合洋(CS推進室CS推進グループゼネラルマネジャー)、山田修司(同)、稲荷山健生(旅行カンパニーじゃらんリサーチセンターグループ宿泊コンサルティング担当)の各氏、コンサルタント会社オブリージュの村橋克則代表、全旅連の島村博幸専務理事が「インターネットビジネスに勝つための秘訣」「情報発信力の磨き方」「顧客満足度向上のための宿改善ノウハウ」「地域作りに活かせる補助金」などをテーマに講義を行った。

 研修の冒頭、全旅連の大木正治会長代行・副会長があいさつ。「今、自分が旅館経営をできるのは、青年部活動を通して様々な経営のエキスを得られたからだ。皆さんもこの2日間で自分なりの何かを持ち帰り、経営に生かしてほしい」と述べた。

 研修会は12月初旬にも第2回を開講予定。全国の若手経営者、経営後継者を対象に参加者を募る。





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