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インバウンド ■第2541号《2009年12月5日(土)発行》  

10月の訪日外客、前年比11%減
 日本政府観光局(JNTO)が11月25日発表した10月の訪日外客数は、前年同月比11.3%減の65万5千人となり、昨年8月以降15カ月連続で減少した。景気低迷による旅行の手控えや円高などが要因。前年同月を上回ったのは、中国、タイ、豪州、カナダの4市場。広告宣伝活動の強化や日本路線の割安運賃の設定などがプラス要因となった。

 訪日客数を市場別にみると、韓国は現地でのインフルエンザ流行などが影響し同30.6%減の13万1100人。台湾は航空便の縮小などが要因となって同22.5%減の9700人。香港は同12.6%減の3万9800人。シンガポールは同1.8%減の1万3600人。

 中国は国慶節が例年より1日多い8連休になったことや、VJCの広告効果で旅行需要が拡大。同25.1%増の10万8300人となり、12市場で唯一2ケタ増を記録した。タイでも祝日の日並びが良く海外旅行需要が拡大。同8.8%増の2万4600人となった。

 豪州は同9.3%増の1万9900人。消費意欲の回復や豪ドルの復調、日本路線の特別料金設定などが作用した。

 カナダは昨冬期に運休していた航空便の運航開始などがプラス要因となって同2.1%増の1万4500人。

 米国は景気低迷による旅行の手控えが影響し、同2.1%減の6万6600人。英国は同12.0%減の1万8300人。ドイツは同14.7%減の1万2600人。フランスは景気低迷による商用客の減少などにより同3.0%減の1万5300人となった。

 出国日本人数は円高の影響で海外旅行に割安感が働き、同0.4%増の135万9千人と3カ月連続で増加した。



四国でインバウンドフェア開かれる
直島にある野外彫刻

 四国運輸局は四国ツーリズム創造機構、四国ブロック広域観光振興事業推進協議会と連携し、11月16日から20日まで、「四国インバウンド・フェア2009」を開催した。

 04年から継続して行っており、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の一環。東アジアから四国への観光客誘致を目的に行われ、中国、韓国、台湾、香港の旅行会社、マスコミ関係者ら32人が参加した。

 視察ツアーは、参加国ごとに異なる4コースを設定。主な視察先は、中国が道後温泉、足摺岬、四万十川、栗林公園。韓国は大塚国際美術館、直島、東山魁夷せとうち美術館、道後温泉。台湾は室戸岬、アンパンマンミュージアム、祖谷かずら橋。香港が阿波おどり会館、大歩危遊覧船、松山城、金比羅宮など。

 19日には、ツアー参加者を対象に商談会が開催され、四国の食や物産のPR展示、歓迎レセプションなどが行われた。

 四国ツーリズム創造機構によると、韓国の参加者らは「特に瀬戸内国際芸術祭を大きく取り上げたい。体験できる旅行商品が好まれる。現代アートもブームになると思う」と話しているという。

 瀬戸内国際芸術祭は、来年7月19日から10月31日まで、直島など瀬戸内海の7つの島を中心に開催されるアートイベント。



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