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地域観光 ■第2547号《2010年1月30日(土)発行》
「人気温泉旅館ホテル250選認定証授与式」に500人
約500人が出席、整然と進んだ授与式
観光経済新聞社主催、観光関連9団体後援の2009年度人気温泉旅館ホテル250選認定証授与式が22日、東京の浅草ビューホテルで入選旅館・ホテル、来賓など約500人を集めて開かれた。第1部の授与式では250選入選旅館・ホテルに江口恒明本社社長から認定証を授与。250選と同時実施の09年度にっぽんの温泉100選で7年連続1位となった草津温泉を表彰した。また本社60周年記念表彰として、海外で旅館文化の宣伝に貢献している日本旅館国際女将会の表彰も行った。第2部の懇親パーティーでは二階俊博衆議院議員、観光庁の溝畑宏長官らが旅館・ホテルを激励するあいさつを述べた。
人気温泉旅館ホテル250選は、観光経済新聞社がにっぽんの温泉100選とともに毎年実施しているもの。全国の旅行業者に投票はがきを配布、「お薦めの温泉旅館・ホテル」を投票してもらい、集計のうえ人気上位250軒を決定している。入選旅館・ホテルには認定証を授与。通算5回以上入選した旅館・ホテルには、「5つ星の宿」として、特製の「5つ星」認定証を授与している。
授与式で江口本社社長は「今回250選に選ばれた宿は、全国の中で最も人気がある優れた宿ということになる。『5つ星の宿』は今年度214軒となった。『5つ星の宿』は本社が商標登録しており、“ミシュラン日本版趦とも言えるもの。宣伝効果は大きいものがある。旅館・ホテルの経営環境は厳しいが、今こそ伝統文化を見直し、経営理念を明確にして、自立経営の方向を見いだす時。今後も精進を続けられるよう祈念する」とあいさつした。
後援9団体の250選実行委員を代表して、日本観光協会の長嶋秀孝常務理事が今年度の選定経過を報告。「日本の宿にはハードとソフトに様々な形態があり、一律に考えられないことから、順位を付けずに入選施設のみを発表している。認定証は観光経済新聞社が商標登録しているもの。信頼の証として誇りを持って掲出してほしい」と述べた。
祝電披露(日本ツーリズム産業団体連合会、JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、トップツアー、クラブツーリズム、株式会社全旅)に続き、にっぽんの温泉100選で09年度1位となった草津温泉を表彰。草津町の中澤敬町長に江口本社社長から表彰状とトロフィーを授与した。中澤町長は受賞への謝意を述べるとともに、「日本の温泉地を盛り上げるために、温泉文化を国内外へ、地域全体で広く発信していく。皆さまとともにがんばってまいりたい」と述べた。
また本社60周年記念事業の一環で、日本旅館国際女将会を表彰。同会は15年にわたり世界各国で日本の宿と伝統文化を宣伝、現地のメディアで報道されるなど、インバウンドの推進に貢献している。式では同会事務局を務める日本ホテル教育センターの石塚勉理事長に江口本社社長から表彰状が贈られた。
第1部の最後は、250選の入選旅館・ホテルへの認定証授与。全国8地区の代表に江口本社社長から認定証を授与した。
第2部の懇親パーティーでは、政治的な立場で観光を推進する二階俊博衆議院議員があいさつした。二階議員は「観光はお客さんに来てもらわねば成り立たない商売だ。お客さんに来てもらうにはどうすればいいか。景気を1日も早く回復させ、皆に旅行に行こうと言ってもらえるように努力することが大事だ。高速道路や空港の整備など、基本的な政策も忘れてはならない。冷え込んだ難しい状況だが、元気を出してがんばろう」と、旅館・ホテル関係者らを激励。
観光庁の溝畑宏長官は「観光を2010年の成長戦略の柱として、観光で日本を変えるというぐらいの活力でがんばっていきたい。日本にある素晴らしい文化をブランド化して、国内外にセールスする。皆さんと一緒になって取り組んでいきたい」と、観光振興に官民一体で取り組む姿勢を強調した。
日本観光協会の中村徹会長は「皆さんは日本旅館のトップだ。素晴らしい経営をされていることに心から敬意を表する。世の中が変わり、厳しい局面にさらされているが、お客さんを確保するには、ニーズに合った、新しい形の経営も必要ではないか。今後も『5つ星』を得られるようにがんばっていただきたい」と述べた。
乾杯の発声は国際観光旅館連盟の佐藤義正会長、中締めは立教大学の前田勇名誉教授が行い、「変化力の差が雌雄を決する。今年は覚悟を決めてチェンジしなければならない」(佐藤会長)、「初心に戻り、自分の体質、立地に合った、個性ある旅館をもう一度目指すべきだ」(前田名誉教授)とそれぞれ述べた。
東京湾アクアラインの通行料引き下げで、南房総の入込客が2割増
千葉県はこのほど、社会実験で通行料金の引き下げが実施されている東京湾アクアライン(神奈川・川崎市〜千葉・木更津市)の昨年12月の交通量と南房総地域の観光入込客数をまとめた。交通量は前年同月比で5割増。観光入込客数は2割増となり、平日だけでは4割増と大幅な伸びを示した。料金引き下げには交通量や地域経済への影響などさまざまな側面があるが、交通費の低減が観光需要の掘り起こしに一定の効果をもたらしたと言えそうだ。
交通量や地域経済への影響を調べる社会実験は昨年8月に開始。来年3月末までの予定。通行料金の引き下げはETC搭載車が対象。普通乗用車の場合、通常料金は3千円で、以前から休日、深夜などに特別割引があったが、平日、休日ともに終日800円になった。
車両の大きさ、休日・平日を問わず交通量が増えた。昨年12月は前年同月比47%増で、全長(軸距)5.5メートル以上の「大型車」が72%増、大型車以外の普通乗用車などの「小型車」が43%増。
土・日曜、祝日(29〜31日含む)の交通量は43%増で、大型車が45%増、小型車が43%増。平日は51%増で、大型車が85%増、小型車が42%増。
南房総地域の観光入込客数は、鴨川シーワールド(千葉県・鴨川市)、マザー牧場(同・富津市)など5軒の観光施設の来場者数を調べた。1軒1日平均で前年同月比23%増の6475人。土・日曜、祝日は16%増の1万773人、平日は44%増の3513人となった。
千葉県商工労働部観光課では「天候にも恵まれ、アクララインの料金引き下げが、観光入り込みに一定のプラス要因になったのではないか」とみており、他の地域への入込客数や宿泊客数の変動も今後分析する考えだ。
社会実験が始まった8月から、12月までの累計では、交通量が前年比51%増、南房総地域の観光入込客数は12%増となった。
土佐・龍馬であい博が開幕
龍馬博が開幕。写真左から、尾崎高知県知事、香川照之さん、広末涼子さん
「土佐・龍馬であい博」が16日、メーン会場(高知市、JR高知駅前)と3つのサテライト会場(安芸市、梼原町、土佐清水市)で開幕した。来年1月10日まで。NHK大河ドラマ「龍馬伝」放送に合わせた大型イベント。メーン会場ではオープニングセレモニーが開かれ、約1200人の来場者らが詰めかけた。
セレモニーには尾崎正直・高知県知事や岡崎誠也・高知市長、ドラマに岩崎弥太郎役で出演する香川照之さんや同県出身で平井加尾役の広末涼子さんらが出席した。
尾崎知事は「坂本龍馬をはじめ、幕末の志士たちを生んだ高知を全国の皆さんに知って、見て、触れていただきたい」とあいさつ。広末さんは龍馬の魅力について「無垢な姿勢と自由な発想」と答え、「私たちがドラマを愛する気持ちと、高知の皆さんが龍馬を愛する気持ちがこの作品を通じて全国に広がりますように」と語った。
メーン会場「高知・龍馬ろまん社中」では、ドラマの登場人物らをパネルで紹介。坂本家を再現した模型や衣装、ドラマで使用された小道具なども展示。龍馬の格好で記念撮影できるコーナーもあり、会場は多くの人で賑わった。
メーン会場に併設された高知観光情報発信館「とさてらす」では、特産品や県内の観光情報を求める来場者で盛況だった。
青森の「ねぶた」、表参道で披露
東京都渋谷区の表参道で23日、青森県の夏の祭りとして知られる「青森ねぶた」が運行された。約500人の踊り手「跳ね人(はねと)」と共に明治神宮から明治通りまでを練り歩いたねぶたは、冬の表参道を青森一色に染め上げた。
ねぶたの運行は、今年12月に予定される東北新幹線全線開通をPRしようと、青森県と青森県観光連盟が行ったPRイベント「とことん青森2010イン原宿表参道」のメーンイベント。
ねぶたの出陣式では、三村申吾知事が「東京で青森を力いっぱいアピールしよう」とあいさつ。ねぶたに託された青森県民の新幹線開業への「熱意」に、集まった多くの観客らも大いに盛りあがった。
北陸観光協会、京都駅で冬の魅力をアピール
北陸観光協会は15日、JR京都駅のイベントスペースで観光イベントを開催した。協力はJR西日本の京都、金沢両支社。JR東日本、JR東海、JR西日本の3社が実施している冬の北陸を満喫する「JAPANESE BEAUTY 北陸キャンペーン」に併せて開催された。
オープニングであいさつした上口昌徳・同観光協会会長は「風情ある雪景色や豊富な温泉、冬ならではの美味など魅力がたくさんある。ぜひ冬の北陸へお越しください」と呼びかけた。
イベントでは、宇奈月温泉、和倉温泉、山中温泉の女将やほっと石川観光レディ、氷見温泉、山代温泉、粟津温泉、片山津温泉、あわら温泉の代表者が壇上からそれぞれの温泉地や観光の魅力を紹介。ほっと石川観光レディの濱辺佳奈さんは「京都から北陸はJRのサンダーバードを利用すればすぐ。北陸で心と体を癒して」とアピールした。
会場では、山中温泉の民謡、山中節も披露されるなど多くの人で賑わった。
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