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旅館・ホテル ■第2574号《2010年8月21日(土)発行》  

旅館の経営状況、依然厳しく リョケン短観

 コンサルタントのリョケンはこのほど、全国の旅館・ホテルを対象に四半期ごとに行っている短期観測アンケートの、今年7月実施分の結果を公表した。それによると、今年春(4〜6月)の自館の客数実績は、前年比で「減少傾向」とする施設が前年から大幅に減少したものの、「増加傾 向」が微減、「横ばい傾向」が増え、依然厳しい状況であることが分かった。

 「減少傾向」とする施設は全体の47.5%。以下、「横ばい傾向」が37.6%、「増加傾向」が14.9%。

 前年調査では「減少傾向」が70.8%だった。以下、「増加傾向」15.4%、「横ばい傾向」13.8%。新型インフルエンザの発生で極めて厳しい集客状況だった。

 今年は前年に比べ、一定の回復基調にあるものの、「増加傾向」の回答が減少するなど、依然厳しい経営状況にあることが分かる。

 自館がある地域全体の客数傾向は、「減少傾向」62.4%、「横ばい傾向」23.7%、「増加傾向」14.0%。前年調査では「減少傾向」81.5%、「横ばい傾向」14.3%、「増加傾向」4.2%。自館の客数傾向同様の動きを示している。

 総宿泊単価は「下降傾向」48.0%、「横ばい傾向」43.1%、「上昇傾向」8.8%。前年調査(「下降傾向」56.9%、「横ばい傾向」36.2%、「上昇傾向」6.9%)に比べ、「下降」とする回答が減少、「上昇」とする回答が増加している。

夏の集客も苦戦
 今年の夏休み(7月下旬〜8月末)の自館の客数見込みは、「減少傾向」が44.4%と最も多く、以下、「横ばい傾向」41.4%、「増加傾向」14.1%。

 自館がある地域全体の客数見込みも「減少傾向」56.8%、「横ばい傾向」34.6%、「増加傾向」8.6%と厳しい状況。

 リョケンでは「平城遷都1300年祭の盛り上がりや、大河ドラマの舞台も四国から九州地区まで広がりをみせ、さらに瀬戸内国際芸術祭の開催など、特に西日本地区では集客が期待されるイベントが多いものの、調査の結果には表れてきていない」とコメントしている。



ホテル鐘山苑、屋上露天風呂を10月オープン

 山梨県富士吉田市のホテル鐘山苑は10月中旬、同館細流亭10階屋上に「露天風呂 富士山」をオープンする(イラスト)。同時に、名称を「富士山温泉 鐘山苑」に変更する。

 富士山を裾野まで見渡せる絶景が特徴。富士に向かって3段に連なった湯船で、前方の湯船に入浴客がいても、後方の客に邪魔にならない仕様となっている。

 高所にあるため、寒い時でも温かく入ってもらうようにと、立ち膝で入浴できる水深90センチの深湯にした。最上段は寝湯で、湯船に横になりながら絶景を満喫できる。

 泉質は高アルカリ性。

 宿泊者のみの利用で、男女入れ替え制。利用時間は女性が午後2時半から6時半、男性が午前5時から10時半。ゆったり過ごしてもらうようにと人数を制限する。

 ホテルでは露天風呂オープンを機に名称を「富士山温泉 鐘山苑」に変更。「美しい富士山にこだわった宿作りを目指す」としている。



スマイルホテル、都内に2店舗同時オープン

 スマイルホテルチェーンの20店舗と21店舗目が7日、東京都内に同時オープンした。「スマイルホテル浅草」(96室)=写真=と「同・東京阿佐ヶ谷」(112室)の2店舗で、東京では4店舗目となる。同ホテルチェーンの運営は、ホスピタリティオペレーションズ(東京都千代田区)が手掛ける。

 客室は、シングルが約13平方メートル、ツインが約16平方メートルあり、シモンズ社製のベッドを備えた。「ゆっくりと滞在できるホテル」(ホスピタリティオペレーションズ・ホテル運営事業部マネージャーの森本和夫氏)という。

 同社の運営ホテルは他のホテルブランドを含めると全国で27ホテルとなる。スマイルホテル以外にも、プレミアインやスマイルスキーリゾートなどを手掛けている。



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