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インバウンド ■第2628号《2011年10月8日(土)発行》    
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JNTO新理事長が会見、「安心・安全の発信を」と抱負
会見する松山理事長


 日本政府観光局(JNTO、国際観光振興機構)の理事長に1日、三井物産出身で、駐ボツワナ特命全権大使などを務めた松山良一氏が就任した。松山理事長は3日の就任会見で、東日本大震災以降の訪日外国人の減少を受けて「まずは“安心、安全の国”であることの情報を強力に発信し、旅行先としての信頼性を回復させたい」と語った。

 訪日外国人の早期回復に向けた取り組みに加え、「インバウンドの振興を通じて雇用の創出や地域経済の活性化に寄与したい」と述べ、事業の推進では、観光庁はもとより民間企業、地方自治体との連携を強化していく考えを示した。

 誘致拡大への課題としては、「日本の観光資源は、おもてなしの心などのソフトを含めて他国に劣らないが、それをパッケージにして強いメッセージとして打ち出すという面では要改善の部分があるのではないか」と指摘した。

 また、観光投資や観光客誘致などの国際的な競争が激化している中で、「日本は観光に対する人と予算の付け方が足りないのではないか。成功している各国の事例なども研究していきたい」と述べた。JNTOの体制についても、関係機関の理解を得ながら機能拡充に取り組みたい考えを示した。




観光庁長官、海外に向けメッセージ

 観光庁は9月30日、東日本大震災で激減した外国人観光客を回復させようと、溝畑宏長官から海外に向けたメッセージを出した。日本の秋の魅力をPRし、訪日観光を呼びかける内容。英語、韓国語、中国語の簡体字と繁体字で作成し、ウェブサイトなどを通じて発信していく。

 震災後、長官から海外に向けたメッセージの発出は今年4月に次いで2回目。

 長官メッセージに合わせて、被災地でのボランティア活動に参加した外国人留学生の作文集も紹介している。

 長官メッセージの主な内容は次の通り。

□   □   □   □   □


 東日本大震災から半年が過ぎました。日本では国民をあげて震災からの復興に取り組んでおり、被災地では着実に復旧・復興が進められています。東北地方では、8月上旬に伝統的なお祭りが予定どおり開催され、全国から多くの観光客が集まりました。

 震災に際し、温かいご支援をいただいた世界中の市民の皆さま、企業の皆さま、政府の皆さまに、心より感謝申し上げます。私たちは皆さまの友情を決して忘れません。

 もうすぐ季節は秋となりますが、日本の観光にとって、秋は特別の季節です。日本には芸術の秋、食欲の秋など、秋にちなんだ言葉がたくさんあり、秋は山々の紅葉や豊かな食材に恵まれる素晴らしい季節です。スポーツの秋ともいいますが、10月には鈴鹿サーキットでのF1グランプリや東京での世界体操2011、11月には日本各地でバレーボールのワールドカップが開催されます。

 皆さまが日本にご来訪されることが、復興に向けて、我々日本国民、特に被災地の市民に力を与えてくれます。そして、我々は皆さまに対し、復興に対していただいた支援・協力への感謝をお示ししたい気持ちで一杯です。

 是非この秋に日本にお出でいただき、「尽きることのない感動に出会える国」を楽しんでください。




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